『アライバル』 | ★デイリー・ロク★
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「ゴキゲンに生きる」3000の知恵
おちゃらけ家族10年間の記録まだまだ更新中

『アライバル』

Shaun Tan
Arthur a Levine
¥ 1,459
(2007-10)

 
何物かの禍々しい影が跋扈する街。

男は、そこから逃れるために
まずは家族を残して旅立つ。

そして新天地に辿りつき、
風習に慣れ、仕事を探し、
様々な人と出会い、
家族を呼び寄せて
皆で再び暮らせるようになる。

文章にしてみればそれだけの物語だ。

しかし、この絵本の第一印象は
かなり衝撃的である。

まず、細密な鉛筆画によって、
作者ショーン・タンが創り出す世界に
圧倒される。

さらに、言葉がひとつもない。
(だから安い洋書版を買うのがおトク!)

登場する都市の姿から
その社会的な背景を想像したり、
主人公が出会う人々と交わす台詞を
想像するのも愉しい。


これもまた想像に過ぎないが、
たぶんこれは
風刺を交えた作品なのだろうと思う。

特に、最初に登場する
「禍々しい影」のある街の姿は、
いま私たちが置かれている状況と
とてもよくシンクロしているように
感じられてならなかった。


それから、装幀も凝っている。

まるで長いあいだ
屋根裏部屋に眠ってたかのような、

そんな雰囲気に仕上げてある。

これはもしかすると私たちの
曾祖父の時代の話なのかも知れない。


多くの人と感想を共有したい本である。
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